①打合せ

訪問またはオンラインにて打合せを行います。
KGI、KPIについて話し合い、調査を有用なものにするためのすり合わせを行います。
「せっかくアンケート調査を行ったのに、役に立たなかった」とならないために、重要な工程です。

★打合せのポイント

• どうしてアンケートをしたいのか、どのように活用したいのか、ストーリーを明確に。
• どのアンケート方法で実施するかを決定。

②設問設定

打合せでアンケートの目的を明確にした上で、目的を達成するためにどのような結果がいいのか、ゴールから考えます。
「答えを導き出すには、どのような設問を作ればいいのか」を逆算して考え、仮説を立てて設問を設計していきます。

★設問設計のポイント

• 設問数は多くなりすぎないように取捨選択。
• 「聞きたいこと」を聞くのではなく「欲しい結果を得るためにどのような聞き方をすればいいのか」。
• 回答者が答えたくなる設問はどんな設問か、無駄なく簡潔に深堀できる設問とは何かを考える。
• アンケート回収後のフロー（入力・集計・分析）が問題なく行えるような設問にする。
• 一度回答者の気持ちになって答えてみた時、言い回しや表現がおかしい箇所が無いかどうかを確認する。

③調査実施・アンケート回収

調査の方法はどんな調査を行うかで変わってきますが、どの調査でも共通して気にするべきことは、いかに回答をしてもらうか（回答率を上げるか）という点です。

★調査のポイント

• アンケートを行っていることをできるだけ多くの人に知ってもらう。
  ※「アンケートを行っています」と積極的に声掛けを行ったり、ポップを置いたりすることが必要。
  アンケート回答と引き換えに、抽選で賞品プレゼントや、全員に粗品を渡すことも効果的。

④集計

回答をローデータと呼ばれる基本となるデータベースにします。
その後集計を行います。設問ごとに集計を行う単純集計と、性別や年齢で傾向を知るためのクロス集計を両方行うことが一般的です。

★集計のポイント

• ローデータは体裁を整えておく。
• 設問内容から、割合を見るべきなのか、平均を見るべきなのか、比較するべきなのかを判断して適切な集計を。
• 集計結果が一目で分かるように、グラフや表の活用も有効的。

⑤レポート・分析

集計結果については、第三者から見ても全体像が分かるように体裁を整えた状態でレポートを作成します。さらに、集計結果をもとに数値など客観的事実に基づいてあらゆる側面から目的に沿った情報を抽出したり、フリーコメントを読んで傾向について考えたりすることが分析です。
集計結果そのものだけではなく、集計結果から読み解いていく力が必要になります。

⑥PDCA

1回アンケートを行って終了するのではなく、定期的に同一の調査を行うことです。
改善がきちんとされているか経過を観察したり、経年変化を見ることができます。