SNSの浸透で加速する、テレビ離れの実態

2020年10月16日
2020年11月9日
達人調査員
達人調査員

■はじめに

近年若者のテレビ離れが加速し、テレビを見るかという質問に、見ないと答える方が増えてきています。

その背景にはインターネットの普及により、テレビ以外でも情報を得られる環境になったことにあります。

では現在、どのくらいテレビ離れが進んでいて、その背景としてはどんな理由があるのか、今回はご説明していきます。

 

■テレビ離れはどのくらい進んでいるのか

※参考:「アンケート調査の達人」8月調べ

「ここ一年でテレビを見る時間が変わったか」という質問に、1754人中の25.8%の人が「減った」と答えており、その内訳を見てみると10代の女性が特に多く、半数以上がテレビを見る時間が減っていることがわかりました。

また、男性でテレビを見る時間が減っている割合が一番高いのも、10代という結果があり、若者のテレビ離れを象徴するような結果になりました。

 

■テレビ離れの原因

近年はインターネットが普及し、テレビで情報を得ずとも、インターネットで情報を得ることができる時代となりました。

S N Sや動画配信サービスの充実により、テレビとは違い、いつでも自分の見たいコンテンツを視聴できるインターネットの方が良い、と考える人が増えていることも事実です。

また、コンテンツの自由度も、視聴者を増やしている理由のひとつです。

テレビでは、色々な縛りがあって公開できないようなコンテンツが、動画サイトですと投稿されており、逆に若者の人気を集めています。

 

■若者がハマる動画サービス

⑴ YouTube

世界で月間アクティブユーザー数が20億人以上国内では月間アクティブユーザー数が6,200万人を超えているSNSです。

動画共有型SNSとして、世界最大級の規模で、圧倒的なリーチを誇ります。
コンテンツが豊富で、料理やファッション、コスメなど、身近な話題を扱う動画が多く、気軽に見やすいのも特徴です。

   

⑵ 動画配信サービス

Netflix、Amazonプライム・ビデオ、Ameba TV、ニコニコ動画など…

利用されていなくとも、聞いたことがある名前があると思います。

動画配信サービスは映画、ドラマ、アニメなどが見放題で楽しめることが人気で、インターネット環境があれば、いつでもどこでも、スマートフォンなどで、好きなドラマや映画を見ることができます。
最近では、動画配信サービスごとに独自のドラマなどもあり、そのドラマを見るために、サービスを利用する方も増えています。

  

⑶ Tik Tok

15秒のショートムービーを、音楽やエフェクトで、加工・編集して投稿できるサービスで、10代に絶大な人気のSNSです。世界150ヵ国以上で利用され、月間のアクティブユーザーは1億人以上と言われています。

以前までは、若者の娯楽のサービスという印象が強かったですが、最近ではレシピやカメラの使い方を投稿していたり、お役立ち情報などの投稿も見られます。
より便利で、より身近な、好きなコンテンツを選び放題というところで上記のような3つのSNSやサービスが若者に好まれているのですね。

 

■変わっていく市場に対応するために

このようにテレビ離れが進むことにより、企業のサービスや広告に変化が出てきます。

例えばですが、上記のことを知っていれば、

10代の女子が好むようなコスメの広告を、テレビCMで行うことがベストなのか?

YouTube広告の方が良いのではないか?

という変化が生まれるのです。

しかし、この視点を生み出すには、市場の状況を知らなければなりません。

新しくサービスを始めるなら尚更のことです。

広告を行うにも、費用やターゲットにより、最適なコンテンツや方法がありますが、それも日々変わります。

では、どうすればいいのか。おすすめは市場調査をすることです。

 

■市場調査のすすめ

自社の新しい製品やサービスを売りだしたいと考えているあなた。

その前に市場調査をしてみませんか?

市場調査では、新しい製品や売り出す際のターゲットにアプローチできる市場や、売り出し方を考えるための情報が得られます。

また、設問設計によっては、自社の製品やサービスの改善点なども知ることができます

これから新製品を出そう!

新しいサービスを始めよう!

と考えている方は一度「アンケート調査の達人」の市場調査を試してみてください。 「市場調査を自社でできるか不安…」とお悩みの方はぜひお問合せまでご連絡ください