今さら聞けない!?グループインタビューの手順や活用法とは

2020年10月23日
2020年11月9日
達人調査員
達人調査員

■新商品発売に向けて

会社が新しい商品(サービス)を発売する際には、
事前に「リリース後に本当にターゲットに受け入れてもらえるのか」「市場のニーズと合っているのか」など、調査を行うことがあります。

多角的な視点から検証していくことで、商品(サービス)がリリース後に受け入れられるかを事前に把握するためです。

調査の結果が悪かったり、ニーズからずれていたりすることが分かればリリース前に改良を行う必要があります。

事前の調査としては、

  • 既存顧客に対する顧客満足度調査
  • ターゲットに広く意見を募る市場調査
  • グループインタビュー

などが挙げられます。

今回の記事では、色々な調査の中で「グループインタビュー」に焦点をあてて、方法や事例を紹介していきます。

 

■グループインタビューとは

グループインタビューとは、商品(サービス)のターゲット層として当てはまる方々を一同に集め、司会者(モデレーター)の進行のもと、自由に意見交換してもらう座談会形式の調査のことです。

以前のブログでもグループインタビューについて記述しています。

こちらもよければ一緒にご覧ください。

 

【CS調査】今知りたい、グループインタビューの3つのメリットを大公開!

 

今回は、グループインタビューについて深く知りたい方に向けて実際の事例も紹介しつつ、グループインタビューについて解説していきます。

 

■アンケートとグループインタビューの違い

「グループインタビュー」と聞いて、アンケート調査と何が違うのか?と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。

グループインタビューの特徴としては、以下が挙げられます。

  • 原則、出席者の発言に特別な制限はつけないため、多様で自由な発言が期待できる。
  • 対象者同士の発言によって触発し合い、話題が一層発展する

普通のアンケートでは、回答者は1人であることがほとんどです。

今現在商品(サービス)について、人々がどのように感じているのかを聞くことに向いています。

たくさんの人にアンケートに答えてもらうことで、全体的な傾向を分析でき、年齢や世代も分かれば、年齢別、世代別について傾向を出すこともできます。

それに比べてグループインタビューは5-10人程度で行う座談会形式の調査です。

その商品(サービス)について深く話し合ってもらうことで、アンケート調査では出てこないようなターゲット層の商品(サービス)に対してのこだわりを聞けたり、話が盛り上がることによって新たな展開を見せてもらえたりすることが期待できます。

 

■グループインタビューの事例

ではここで、「アンケート調査の達人」が実際に行ったグループインタビューについて、簡単に事例を紹介します。

概要

* 実施日:2017年10月22日

* 参加者:20代~40代 男女 計5名

* 参加条件:普段筆箱を持ち歩いている人

* 時間:2時間

 

Q1)あなたが筆箱を持つ理由を教えてください。
Q2)筆箱を買うときに重視するポイントは何ですか? 
Q3)筆箱に対してこだわりはありますか?
Q4)筆箱をどのタイミングで買い替えようと思いますか?
Q5)筆箱に対して、もっとこうなったらいいのに、と思うことや気になることはありますか?

 

5名の男女に対して、これらの質問を行いました。

質問からモデレーターが話を広げ、ユーザーの本音を探っていきます。

特にQ3に関しては大変盛り上がり、参加者が積極的に意見を出している様子が見受けられました。

Q5では、筆箱を好きでもっている人だからこそのアイデアも次々に出てきており、グループインタビューを依頼してくださったクライアントも大変驚いている様子でした。

 

■グループインタビューを行うなら、アンケート調査の達人

グループインタビューに興味を持たれた方は是非「アンケート調査の達人」へお問合せください。

いざグループインタビューを行うとなると、参加者の手配から会場の手配、当日のスケジュール立てなど、行わなければいけないことがたくさんあります。

「アンケート調査の達人」では、一式すべてお任せいただけます。

グループインタビューの他にも、「アンケートを行いたいが、時間が無い」「アンケートのやり方が分からない」とお考えの方は是非一度ご連絡ください!