【ES調査】仕事は好き、でも退職したい 転職を決めた社会人6年目女子の心理

2020年8月21日
2020年11月9日
達人調査員
達人調査員

学生時代の友人A子(女性)のケース。

「〇月〇日付で退職させてください」「次の職場が決まっています」

A子は、この言葉をいうまで、部長や課長に、一切転職を考えていることは伝えなかった、と言います。

なぜかと聞くと、A子は以下の理由を挙げました。

  • 上司を信頼していなかった
  • 止められたくなかった     この2点だそうです。

本当に辞める人は、転職活動をしていることを事前に話すのはないに等しいとA子は力説していました。

今回はそんな社会人6年目女子の心理をご紹介します。

■転職を初めて意識したときのこと

とりあえず3年…の有効期限が過ぎた社会人4年目

社会人4年目になったA子はこんな感情だったといいます。

①仕事に慣れてきて、ほかの会社と比べるようになった

社会人4年目の社員は一般的に考えればまだまだ未熟だが、なんとなく仕事をわかってきた感みたいなものが生まれていた。

②結婚する友達が増え、結婚を意識

都心は結婚を意識する年齢が上がるが、地方だと25~26歳は結婚ラッシュの第一波到来の時期。結婚式に行くたびに、結婚に憧れを抱くようになった。

③将来自分が暮らす場所についての悩み

地元を離れて働く女性ならではの「将来親の身に何か起こった時に近くにいられないのは嫌だな…」

「子育てしながら仕事するなら、実家が近いほうがいいな…」

と将来のことを考えた漠然とした不安を抱いていた。

A子の場合は職場の人員が明らかに足りていなかった事や、上司との人間関係もうまくいかず、一度転職活動しています。

しかしここでは、

  • 仕事内容が好き
  • 職場の人員が補充され、職場環境が改善された

この2点を理由に転職活動をストップしたそうです。

■転職活動を再開!その時には、大きく変わっていた

「1度目の転職理由を振り返ると“職場への不満”が前面に先立っていた。」

A子は苦笑いをして、「あの時辞めなくてよかった。」と振り返りました。

なぜかと尋ねると

転職活動を再開した理由は全く別の理由だったから。

A子はそう答えました。

大きな心理変化

①“漠然とした将来”から、”こうなりたい将来”へ

3年目にはなかった明確な仕事、結婚、子育ての理想像が生まれていた。

②自己成長を求める

こうなりたい将来が定まり、するべきことが見えたA子。「子どもを産んでも働きたい」

そんな将来像を抱いていた為、スキルアップや自己成長をする方法を求めるようになった。

③今の状況が嫌 < この会社で成長できるのか

社会人4年目の時にはわからなかった、会社の風土や体質が見えるようになって、この会社の体質に合わないという気持ちが生まれていた。

「1度目の転職活動の際には、マイナスな気持ちから転職活動をしていたけど、2度目の転職活動はプラスな気持ちしかなかった。」

A子は言いました。

なりたい先輩がその会社にいなかったことも、転職の決め手だった。」と前職場に自分の将来像が見えなかったと話していました。

実際にA子のように退職者で「やりがいや、達成感を感じることができない」「将来性に疑問を感じる」を辞める理由にしていることが多いことが次の表からわかります。

※『エンジャパン』が2019年9月26日に公表した、退職理由に関するアンケートより

向上心がある社員が辞めてしまうのを見過ごすのは会社として、デメリットであり、避けたい事象と言えます。この社員の流出を防ぐにはどうするべきなのか、考えていきましょう。

■「また辞めるのか…」そう思っている管理職の方に伝えたいこと

「中堅社員の女性が辞めなくなるにはどうしたらいいと思う?」

そう聞くと、

「中堅女性社員の退職に悩んでいる管理職の方には人が、辞めることへの“慣れ”が生まれている場合も少なくない。

特に男性の管理職の方の場合、退職する女性に“本当の理由”は、なかなか聞き出せない。

でも、その“本当の理由”がわからないことには、退職者は後を絶たない。

退職者を減らす為にも、現職中の社員の心理や、退職者の心理を理解する必要があると思う。」

A子はこういいました。

■聞きにくい「社員の本音」を聞き出す方法

A子の話から、辞める中堅女性社員を減らすには”社員の本音”を聞き出すことが重要ということがわかりました。

ではどのように聞き出すのか、方法をご紹介したいと思います。

「実際に話を聞くことも方法のひとつですが、高い信頼関係がなければ、聞き出すことはかなりハードルが高い」

とA子はいいました。

面と向かって自分の話を上司にすることは一般的に困難だと筆者も考えます。

そこで、筆者はES調査をお勧めします。ES調査アンケートであれば、社員も本音をはき出しやすいです。

しかし必ずやって終わりでなく、その後のES分析が肝です。ES分析をしっかりと行い、職場に反映させることで、社員のモチベーションアップに繋がります。

「必ずしも職場に反映させることができなくとも、理解しようとする意識が、毎日の言動に影響がでてくるはず。そういうのは社員につたわる。」

とA子も話していました。

■最後に…

「“またか”と考えるより、その女性のモチベーションを保てなかった理由を一度考えてみてほしい。」

とA子はいいます。

近年では、仕事を続けたいと考える女性も近年では増えてきていますので、そんな女性が活躍できる社会になることを筆者も願っています。

部下が何を考えているのかわからない…そんな不安を抱いている方は是非一度、「アンケート調査の達人」までご相談ください

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