【ES調査】従業員満足度を上げるための効果的なPDCAの実践事例

2020年9月11日
2020年11月9日
達人調査員
達人調査員

PDCAサイクル、よく聞かれる言葉ですね。

仕事上の目標を達成していくためには必須の手法ですが、この手法を円滑に回す企業と回せない企業では、目標達成度に差が出てきてしまいます。

今回は、PDCAサイクルを円滑に回し、目標達成した企業について解説をしていきます。

■そもそもPDCAサイクルって?

PDCAサイクルの「PDCA」とは、

Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)のことを意味します。

計画から改善まで順番に行い、循環させることで、業務の効率を上げ、高い目標に到達することができます。

それぞれの具体的な方法は以下の通りです。

1.Plan(計画)

まず、最初に計画を立てます。

目標を達成する為には、何を行うべきなのかしっかりと考えます。

2.Do(実行)

次に、立てた計画を実行していきます。

実行する際、何を実行したのかを記録に残しておくと、その後の評価がしやすくなります。

3.Check(評価)

実行をしたら、実行したことについての結果を評価します。

自己評価を行った後、第3者に評価をしてもらうと客観的な結果が得られ、より質の良い評価に繋がります。

4.Action(改善)

最後は改善です。評価で得られた良い点は今後も取り入れ、改善すべき点や問題点は改善していきます。

このように改善までPDCAサイクルを循環させたら、また計画に戻り、より高い目標をクリアすることを目指していきます。

■PDCAサイクル成功例

では実際に企業ではどのように活用されているのでしょうか。

ES調査からのPDCAサイクルの循環に成功した例をご紹介いたします。

あるメーカーの人事部S様が、

「社員のモチベーションが低いように感じ、業績も右肩上がりにならない。」

と悩まれており、「従業員満足度調査」をご希望されました。

S様の会社でES調査を行ったところ、社員のモチベーション低下の理由は以下にあると明らかになりました。

・評価方法が明確でなく、評価されるべき人が評価されていない。

このような声が多く見受けられました。

結果からS様の企業の改善点は「評価制度」となり、「評価制度」を改善することで「社員のモチベーションのアップ」という目的を達成できると考えました。

この改善に対し作成した、PDCAサイクルの一部をご紹介いたします。

1.計画(Plan)

  • 上司のさじ加減ではなく明確な基準を作成する。
  • 定期的に面談を行う。

→社員が自分で思う実力と、社員に対して上司が思う実力が合致しているかを確認し、どうしてその評価になっているかを知る。

2.行動(Do)

  • 明確な評価基準の作成と従業員への公開および説明を行う。
  • 上司と部下の面談を1ヶ月に1回行う。

3.評価(Check)

  • 準を作成したことにより、上司によって評価基準が変わってしまうことが無くなった為、不満の声が減った。
  • 面談で社員の思いを聞くことができた。

4.改善(Action)

  • 作った基準に合わない箇所がでてきたので、より適した基準へ修正。

このように、計画から改善を一通り回し終えたら、再度計画を立て、同じ流れを繰り返します。

何度も繰り返していくことにより、目的を達成することができ、企業は良い方向に成長します。

しかし、このPDCAサイクルのどこか一つでもおろそかになってしまうと、目標は達成できず終わってしまいます。

そうならない為にも、問題の本質を的確にとらえ、計画・実行・評価・改善を行うことが、重要と言えるでしょう。

■最後に

PDCAサイクルについておわかりいただけましたでしょうか?

私たちは、数々の企業さまの「従業員満足度調査」のお手伝いを行い、たくさんの企業のお悩みを聞いて解決へのサポートをさせていただいた実績をもとに、お客様それぞれに合わせたES調査やPDCAサイクルのアドバイスを提案いたします。

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