新型感染症による企業変革の影響とは?

2020年9月18日
2020年11月9日
達人調査員
達人調査員

新型コロナウイルスの流行によって、企業の働き方には大きな変化がありました。

とある調査では、

新卒学生が企業を選ぶ際に特に注目するポイントとして、

「新型コロナウイルスから社員を守る施策を行っている(59.8%)」が1位となったという結果が出ています。

転職希望者においては、コロナ禍以降、重視する条件に、

「在宅勤務の可否(2位)」「フレックスタイムの有無や時差通勤の可否(3位)」が選ばれているそうです。

参考:https://turnup.tokushima.jp/column/20200819

では、実際に働いている人はどう考えているのでしょうか?

在宅勤務やフレックスタイム、時差出勤を突然行うことが、必ずしも社員にとってメリットであるとは限りません。

では、生の声を聞いてみましょう!

■企業の制度への影響と社員の声

「アンケート調査の達人」を運営する、株式会社ラッシュ・インターナショナルで、コロナ禍により大きく変わったことは2つあります。

  • リモートワーク
  • オンライン会議

の導入です。

「アンケート調査の達人」を運営する、ラッシュ・インターナショナル 社内で意見を聞いてみました。

Q リモートワークを導入してどうでしたか?

  • Aさん(20代・女性)

通勤のストレスを軽減できました。

家が遠いので、リモートワークの日は1日2時間の節約になります。

その間にストレッチをしたり、自己啓発のための本を読むようになりました。本は通勤中でも読んでいましたが、家で読む方が、集中力が上がりました。

  • Sさん(40代・女性)

業務の効率が上がりました。

管理職をしているため、部下に声をかけられることも多いのですが、リモートワーク中は自分の仕事に集中できる時間が増え、残業が減りました。 

  • Hさん(30代・女性)

子どもと過ごす時間が増えました。

会社に出勤すると移動時間もあり、業務が終わって帰宅してからの19時頃以降しか、子どもと一緒に過ごせませんでした。しかし現在では、リモートワークの日は、移動時間がないため、子どもと長く一緒にいることが出来ています。

ラッシュ・インターナショナルでは、リモートワークは毎日ではないため、メリハリをつけて仕事ができる、という意見も多かったです。

■一方でこんな意見も…

もちろん良い意見ばかりではありません。こんな意見もありました。

  • Tさん(20代・女性)

社内でコミュニケーションが取り辛くなったと感じます。

部下がいるのですが、まだ教えなくてはいけないことも多く、近くにいればすぐ対応できるのですが、遠隔だとうまく伝えられず…。

私自身の業務効率が上がっても、部下の業務効率を下げてしまっているのではないかと不安を感じます。

  • Kさん(40代・女性)

通信環境が十分ではないです。

リモートワークに向けてパソコンを新調したのですが、通信環境に不具合が生じることが多々あり、オンライン会議で画面が止まってしまい、情報が聞き取れないことがあります。若い人はすぐ対応しているようですが、私はあまり機械に強くないので、イレギュラーが起きたときに対応できなくて困っています。

  • Nさん(30代・女性)

集中ができない。

夫もリモートワークが進んでおり、2人ともがリモートワークの日があります。

作業スペースはお互いリビングになるので、夫がオンライン会議を始めるとなかなか集中できません。うちは家が狭いので、作業スペースの分割には、問題があります。

このようにネガティブな意見もあります。

リモートワークやオンライン会議にはメリットも多いですが、一方で慣れない環境に不便さを感じている人も多いはずです。

「良いことだから」と思い込み、周りの意見は気にせず進んでしまっていませんか?

現場の声を無視して、制度を先行してしまっていませんか?

■従業員満足度調査のすすめ

何か新しいことをするということは、良いこともありながら、不満もつきものです。

放っておくと、大事な人材を失ってしまいかねません。

そんな時は、「ES調査」(従業員満足度調査)がおすすめです!

「社員の意見をしっかり聞いている」という証明にもなり、意見を聞いて改善を行うこともできます。

「ES調査」について、詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください(https://www.a-tatsujin.com/showcase/506/